懸垂バーは自作できる?6年使った経験から考える市販品・据え置き型の選び方

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自宅で懸垂をしたいと思ったとき、選択肢はいくつかある。

ホームセンターなどで材料をそろえて自作する方法もあれば、市販の懸垂バーを使う方法、床に設置する据え置き型の懸垂マシンを選ぶ方法もある。

では、実際どれを選べばよいのだろうか。

私は約6年間、自作ではなく市販の懸垂バーを部屋の扉の裏側に設置して使ってきた。

その経験から感じるのは、「自作がいい」「市販品がいい」「据え置き型が一番」と一律に決めることはできないということだ。

なぜなら、自宅のスペース、予算、設置場所など、どのようにトレーニングしたいかによって向いている選択肢は変わるからだ。

この記事では、自作・懸垂バー・据え置き型をそれぞれ比較しながら、私が約6年間懸垂バーを使ってきて感じたことも紹介する。

この情報があなたの筋トレライフの役に立つことを祈る。

懸垂バーは自作できるか?

まずは、懸垂バーの自作について考えてみよう。

実際、懸垂バーを自作することはできるのか?

私は結局自作はあきらめて市販の懸垂バーを購入したが(予算、時間などを合わせた費用対効果でそうなった)。

で、自作できるかどうかの答えは、ある程度手先が器用で木工や日曜大工全般に精通しているなら可能だろう。

ホームセンターなどで手ごろな材料を購入し、あとは自宅の環境に合わせて懸垂バーを作ればいいだけだからだ。

自作のメリットとして考えられるのは、材料やサイズ、設置方法などを自分の環境に合わせて考えられることだ。

しかし、リスクやデメリットもある。

それは、自作の場合、設計から設置まですべて自分で考えて行う必要があることだ。

つまり、市販品のようにメーカーが用意した設置条件で取り付ければ安心…という訳にはいかないのだ。

そのため、材料の強度だけでなく、

  • どこに荷重をかけるのか?
  • どのように固定するのか?
  • 使用時に十分な強度を確保できるのか?
  • 周囲に身体がぶつからないか?
  • 嫁さんに怒られないか?(笑)

などを自分で確認する必要がある。

懸垂を行う時、自分の体重のすべてを懸垂バーや設置場所(壁や柱など)に預けることになるため、「材料を組み合わせれば作れる」というだけで判断しないことが重要である。

安易な設計、いい加減な設置を行って自作した場合、最悪大けがをすることになるぞ!

懸垂バーを自作する場合に確認したいこと

設置する場所の構造

ということで、懸垂バーを自作するならまずは安全面を考えていきたい。

一番最初に考えたいのが、どこに懸垂バーを設置するのかということだ。

例えば、壁や柱、ドア枠など設置場所によって取り付けの条件は大きく変わる。

特に、壁に直接取りける場合は最善の注意が必要だ。

なぜなら壁は見た目だけでは内部の構造や強度が分からないからだ

もし、壁に直接懸垂バーを取り付けるなら、壁の中にある「胴縁」に直接固定しないと必要な強度を確保することはできないだろう。

そのため、設置場所の強度や安全性が十分に確認できない場合は無理に取り付けないほうがよいだろう。

材料と固定方法

懸垂バーを自作する場合、材料そのものの強度だけでなく、材料同士をどのように固定するのかも重要である。

自作する場合は、この部分についても自分で判断する必要がある。

例えば、木材であればビスや木工用ボンドなどで固定、また金属であればボルト止めや溶接と言った固定方法もあるだろう。

どのような材料、方法で組み立てるにしろ、十分な強度が保てることが必須の条件だ。

逆に、組み立てに自信がない場合、トレーに具中に壊れてけがをする可能性が高いのでそのような場合は懸垂バーの自作はあきらめた方がいいだろう。

賃貸住宅のリスク

もしあなたが自己所有の家に住んでいるのであれば何の問題もないが、賃貸住宅に住んでいるのであればさらに注意が必要だ。

設置前に、管理規約・契約内容・原状回復に関する条件を確認しておきたい。

壁やドア枠などへの加工や荷重によってついたクロスの傷など、退去時に問題になる可能性がないかを確認してから検討することをおすすめする。

というか、そもそも壁や柱などの加工が認められている賃貸物件はほとんどないだろうから、室内の加工を必要とする懸垂バーの設置はあきらめた方が無難だ。

自作・懸垂バー・据え置き型をどう選ぶ?

ここまで、懸垂バーの自作、設置について話してきたが、懸垂をする環境を作る方法には自作以外にも方法がある。

選択肢向いているケース主な注意点
自作材料や設置方法を自分で検討したい構造・固定方法などを自分で確認する必要がある
懸垂バー省スペース・低コストを重視したい商品ごとの設置条件を確認する必要がある
据え置き型設置スペースと予算を確保できる本体を置くスペースと設置面の確認が必要

どれを選ぶかは、自宅の環境と予算を基準に考えるのがよいだろう。

6年間、市販の懸垂バーを使ってきた私の感想

ここで、実際に市販の懸垂バーを使ってきた私の感想を話そう。

私は懸垂バーを購入してから約6年間、部屋の扉の裏側に設置して使ってきた。

長期間使ってみると、便利だった点だけでなく気になる点もあったので、ここでは包み隠さずお伝えしていく。

省スペースで設置できた点は良かった

一番良かったのは、やはり省スペースで設置できたことだ。

市販の懸垂バーであれば、大きなトレーニング器具を置くスペースがなくても扉の裏側に設置して使うことができた。

自宅で懸垂をしたいけれど、私のように部屋に大きな器具を置く余裕がない場合には、こうした懸垂バーは選択肢になると感じる。

設置箇所周辺の壁がへこみ、壁紙が剥がれた

一方で、約6年間使っている中で残念なこともあった。

それは、購入当初、懸垂バーをどこに取り付けようかと色々な場所で試していたのだが、階段ホールに設置した時に壁がへこんでしまったのだ。

しかしこれは、私が壁の強度をよく確認せずに取り付けたために起きたことだ。

そのため、すべての懸垂バーで同じことが起こるという意味ではない。

しかしながら、このような事故が起こることを想定し、これからあなたが懸垂バーを選ぶのであれば器具のスペックだけでなく実際に設置する場所との相性も事前に考えたいところだ。

特に賃貸の人は、私のように壁を破壊してからではあとの祭りだからな。

握り方のバリエーションが少なかった

もうひとつ、市販の懸垂バーで気になったのが、握り方のバリエーションが少なかったことである。

俗にいう「順手」と「逆手」で握ることしかできない。

また、握る幅にも限界があるため、ワイドグリップなどはほぼ』不可能だった。

そのため、私が今懸垂バーを選ぶなら「懸垂ができるか」だけではなく、どのような握り方ができるのかも十分に確認して据え置き型を検討する。

使用中に壁へ肘が当たることがあった

私の設置環境では、懸垂中に壁へ肘が当たることもあった。

これも商品だけの問題とは限らず、設置場所や周囲のスペースとの関係によるものだ。

懸垂バーを設置するときは、本体が取り付けられるかだけでなく、実際に身体を動かしたときのスペースも確認したほうがよいだろう。

もし、また買い直すなら同じ商品は選ばない

市販の懸垂バーを約6年間使った経験を踏まえて、もし今懸垂マシンを買い直すとしたら残念ながら私は同じ商品は選ばない。

その理由は、機能面だけでなく、見た目や色も含めて別の商品を選びたいと思っているからだ。

購入当初は「とりあえず懸垂ができればいい」と考えていたのだが、長く使っていると握り方や周囲との干渉、設置場所、見た目など、色々と欲が出てくるものだなぁとしみじみ思うのである。

だがしかし、これは現在私が使っている懸垂バーという商品が、すべての人に向いていないという意味ではない。

あくまで、私が約6年間使った結果、今なら別の商品を選ぶという個人的な感想である。

予算とスペースがあるなら据え置き型も比較したい

今の私が懸垂環境を一から作るなら、多少無理してでも据え置き型の懸垂マシンも検討する。

というか、今なら間違いなく据え置き型を購入する!

なぜなら、トレーニングベンチと一体型になっている製品や、ベンチと併設できる環境なら、限られたスペースを有効に使える可能性があるからである。

ただし、これは6年間懸垂バーを使用してきた私の感想であって、すべての人が私と同じ決断、判断をする必要はない。

据え置き型の場合、どうしても本体を設置するスペースや床面の材質(畳など)、製品の仕様などを確認する必要がある。

また、据え置き型の懸垂マシンには懸垂バーよりも予算とスペースが必要になる。

そのため、

  • できるだけ低コストにしたい
  • 大きな器具を置くスペースがない

という場合は、据え置き型ではなく懸垂バーも十分に選択肢になる。

懸垂器具を選ぶときのチェックポイント

設置場所とサイズ

懸垂器具を選ぶときにまず確認したいのが、どこに設置するかということだ。

懸垂バーならドア枠や壁、据え置き型ならフローリングや畳など、商品によって設置の条件が異なる。

特に据え置き型の懸垂マシンを畳の部屋に設置する場合、畳を傷から守る保護マットの購入も検討した方がいいだろう。

また、設置を検討している部屋のスペースにあまり余裕がない場合、購入前に設置場所の寸法を忘れずに測っておきたい。

耐荷重

全体重を預ける懸垂バー、懸垂マシンゆえ、商品の耐荷重も必ず確認することを強く勧める。

ただし、懸垂バーや懸垂マシンの耐荷重だけで判断せず、メーカーが指定する設置条件と合わせて確認することが大切だ。

特に、扉の開口部に設置するタイプの懸垂バーは、開口部の強度不足に落下や壁などの破損の可能性があるからだ。

けがをする前にしっかりと確認しておこう。

周囲のスペース

懸垂バー、据え置きタイプともに、器具自体が設置できても懸垂中に身体や肘が壁、家具などに当たることがある。

そのため、本体サイズだけでなくトレーニング中に身体を動かせるスペースも確認したい。

握り方

長期間使うことを考えるなら、握り方の種類もチェックしたいポイントだ。

なぜなら、懸垂バーの握り方(グリップ)によって鍛えられる部位が変わってくるからだ。

手の向きによる種類

  • 順手(オーバーグリップ)
    • 手の甲を自分側、手のひらを前方に向けて握る。
    • 背中全体(広背筋の外側や僧帽筋)に広く効く。
  • 逆手(アンダーグリップ)
    • 手のひらを自分側(顔側)に向けて握る。
    • 上腕二頭筋(腕の筋肉)を使いやすく、初心者でも体を上げやすい握り方だ。
  • パラレルグリップ(ニュートラル)
    • 左右の手のひらが向かい合うように握る。
    • 関節に負担が少なく、広背筋の下部や腕にバランスよく効く。

自分がどのような懸垂をしたいのかを考え、必要なグリップがあるか確認する。

ちなみに、パラレルグリップ(ニュートラルグリップ)で懸垂したいのであれば、懸垂バーでは不可能だ。

その場合、選択肢はパラレルグリップ対応の据え置き型の懸垂マシン一択となる。

その中でも私のオススメは『BARWING』だ!

出展:BARWING

取り付け方法

壁や扉の開口部に設置する懸垂バーの場合、穴あけが必要なのか、あるいは工具が必要なのか、どのような方法で固定するのかを事前に確認することが必須だ。

特に賃貸住宅では、壁やドア枠などへの加工が必要かどうかを購入前に確認したい。

購入してから取り付けができないと分かってもあとの祭りだからな。

懸垂器具を設置する前に確認したいこと

安全面については、記事内で何度も同じ注意を繰り返さないよう、ここにまとめる。

購入・設置前には、

  • メーカー指定の設置条件を満たしているか?
  • 設置場所の寸法が合っているか?
  • 耐荷重を超えていないか?
  • 正しい方法で固定できるか?
  • トレーニング中に周囲へ身体が当たらないか?
  • 嫁さんに怒られないか?(笑)

などを確認してほしい。

また、使用前には固定状態や緩み、ズレなどを確認する。

設置条件を満たしていない場合や、固定状態に不安がある場合は使用しないこと。

賃貸住宅では管理規約・原状回復も確認

賃貸住宅の場合は、さらに管理規約・契約内容・原状回復の条件を確認してほしい。

たとえば、「穴を開けなければ問題ない」とは限らない。

私自身、使用した環境では設置箇所周辺の壁がへこみ、壁紙が剥がれた。

これはあくまで私の使用環境での体験だが、賃貸住宅ではこうした可能性も考えておく必要がある。

また、商品の取扱説明書に設置できない場所が指定されている場合は、その条件にも従う必要があるぞ。

現時で私がオススメする懸垂マシン

ここでは、日本向けのメーカー公式サイトで現行商品として確認でき、型番・設置条件・サイズ・耐荷重・保証まで確認できた商品だけを掲載する。

価格・在庫は変動するため、固定金額ではなく、公開前に販売ページで最新情報を確認する運用とする。

商品名TOPFILMSTEADY ST115BARWING BW-BLS07
商品イメージ
タイプ懸垂バー据え置き型据え置き型
取り付け方式ドア枠・壁に固定床置き・組立式床置き・組立式
対応幅/必要設置スペース70〜92cm
設置面は幅4.6cm・長さ8.2cm以上
幅約106cm×奥行約95cm幅約82cm×奥行約86cm
耐荷重最大200kg最大150kg最大180kg
本体サイズ約70〜92cm幅約106×奥行約95×高さ約176〜208cm幅82cm×奥行86cm×高さ184cm~208.5cm
保証1年1年通常保障~3年で選択

自宅の環境別に考える懸垂器具の選び方

省スペース・低コストを優先するなら

大きな器具を置くスペースがなく、できるだけ低コストで懸垂環境を作りたいなら「懸垂バー」が選択肢になる。

ただし、ドア枠や壁などに設置するタイプは、自宅の設置場所がメーカー指定の条件を満たしているかを確認してほしい。

特に強度的に取り付けが不可能な場合、購入しても取り付けることができなくなるぞ!

設置スペースと予算を確保できるなら

ある程度のスペースと予算があるなら、ぜひ据え置き型を検討して欲しい。

なぜなら、据え置き型の懸垂マシンの多くは懸垂だけでなく、ディップスなど複数のトレーニングができるからだ。

また、床面や周囲のスペースなどある程度の制限はあるが、扉の開口部に取り付ける懸垂バーに比べて安全面ではかなり優秀だと思う。

なので、もし可能であればぜひ据え置き型を検討して欲しい。

自作したいなら

ここまでの話を聞いてもなお、懸垂バーを自作をしたい場合、材料費だけでなく設置場所の構造や固定方法までしっかり自分で確認して欲しい。

「安く作れる」という点だけで安易に判断せず、自分の技術、取り付ける環境で十分な強度を確保できるのかを考えて自作にチャレンジして欲しい。

懸垂の次は他の自宅筋トレ器具も検討するべし!

懸垂で背筋を鍛えるだけでなく、自宅で全身を鍛えたい場合は、他のトレーニング器具との組み合わせも検討してくれ!

懸垂マシン

ここまでの話から、可能であれば据え置き型の懸垂マシンを購入すべし!

→ 「最強懸垂マシンおすすめ5選!」

可変式ダンベル

懸垂とダンベルを組み合わせれば、自宅で上半身を中心としたトレーニング環境を作ることができる。

→ 「可変式ダンベルのオススメ」

トレーニングベンチ

懸垂では鍛えられない大胸筋トレーニングや各種ダンベルトレーニングが検討できる。

→ 「トレーニングベンチオススメ5選」

※内部リンク先の正式タイトル・URLは、WordPress公開前に確認する。

まとめ

『懸垂バーは自作できる?6年使った経験から考える市販品・据え置き型の選び方』いかがだっただろうか?

懸垂器具を選ぶとき、必ずしも「これが正解」というものがあるわけではない。

自作には自作のメリットがあり、懸垂バーには省スペースというメリットがある。

一方、設置スペースと予算を確保できるなら、据え置き型も比較できる。

私自身は約6年間、懸垂バーを部屋の扉の裏側に設置して使った。

省スペースで設置できたことは良かった一方、私の使用環境では設置箇所周辺の壁がへこみ、壁紙がくっついて剥がれた。

また、握り方のバリエーションが少なく、使用中に壁へ肘が当たることもあった。

そのため、今買い直すなら同じ商品は選ばない。間違いなく据え置き型の懸垂マシンを購入する。

なぜなら、トレーニングベンチと一体型、あるいはベンチと併設できる環境ならスペースを有効に使える可能性があるからだ。

ただし、これは私の環境下での話だ。

だからこそ、

「省スペース・低コストを優先するなら懸垂バー」

「スペースと予算を確保できるなら据え置き型も比較する」

「自作するなら材料だけでなく設置場所と固定方法まで確認する」

という考え方で、あなたも自宅の環境に合った懸垂マシンを選ぶのが良いだろう。

そして、どの方法を選ぶ場合でも、購入・設置前にはメーカーの設置条件や取扱説明書を確認すること。

賃貸住宅なら、さらに管理規約・契約内容・原状回復について確認することも忘れないようにしたい。

さあ、方向性は決まったか?

決まったのなら、早速懸垂でステイサムのようなデカい背筋を手に入れるぞ!

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