自宅で懸垂をしたいと思ったとき、どんな懸垂マシンを選べばよいのか迷うものだ。
懸垂マシンには、握り方やサイズ、耐荷重、設置方法などに違いがある。
そのため、価格だけで選ぶのではなく自宅に置けるか、どのような握り方をしたいのか、組み立てや設置に問題がないかまでしっかりと確認しておきたい。
この記事では、懸垂マシンを選ぶときに確認したいポイントを整理し、現在公式情報を確認できた商品を比較する。
なお、わたし自信は据え置き型の懸垂マシンを長期間使用した経験はない。
そのため、据え置き型についてはわたしの体験レビューではなく、メーカー公式情報と購入前に確認したいポイントを中心に紹介する。
懸垂マシンを選ぶ前に知っておきたいこと

懸垂マシンにはどんな種類がある?
まず始めに、自宅で懸垂する方法について知っておこう。
自宅で懸垂をする方法には、据え置き型の懸垂マシンだけでなく、ドア枠などに設置する懸垂バーや腕に自信があるなら自作をする方法もある。
例えば、据え置き型は床に本体を置いて使用する、また懸垂バーはドア枠や壁などに器具を取り付けるなど種類によって設置方法は大きく変わる。
そのため、どれが最も優れていると決めるのではなく、自宅のスペース、予算、設置場所、使用したいトレーニング方法を基準に考えるのがよいだろう。
自宅のどこに置くかを先に決める
据え置き型を購入する場合、商品を選ぶ前にまずは設置場所を決めておきたい。
本体の幅や奥行、高さだけでなく、懸垂中に身体を動かすスペースも必要になる。
買ったはいいが「設置できなかった」ではお話にならないからな。
なので、据え置き型の懸垂マシンを購入するなら事前に商品の寸法と自宅の設置場所を実際に測って確認しておくことを忘れないように。
パラレルグリップは必要?懸垂の握り方を確認
握り方の順手・逆手・パラレルの違い
懸垂では、手の向きによって握り方が変わる。
一般的には、手のひらが前を向く握り方を「順手」、手のひらが自分を向く握り方を「逆手」、手のひら同士が向かい合う握り方を「パラレル」と呼ぶ。
しかし、懸垂マシンの種類によってハンドルの形状や位置は異なるため、すべての懸垂マシンがこの3種類の握り方ができるわけではない。
特に「パラレルグリップ」は懸垂マシンの種類によってはできないものも多い。
そのため、懸垂マシンを選ぶときは自分が使いたい握り方に対応しているかを確認することが大切である。
パラレルグリップ対応を選ぶかは目的で決める
もし、順手、逆手だけではなく「パラレルグリップ」を使いたいのであれば、メーカー公式の商品説明や取扱説明書で対応を確認できる商品を選びたい。
おなじ懸垂でも順手、逆手、パラレルでは鍛えられる部位が微妙に変わるため、鍛えたい部位に合わせて握り方を変えられる懸垂マシンはとても魅力的だ。
ちなみに、もし私が懸垂マシンを選ぶなら間違いなく「パラレルグリップ」対応の懸垂マシンを購入する。

懸垂マシンを選ぶときのチェックポイント
耐荷重はメーカー公式情報を確認する
懸垂マシンを選ぶとき、特に重要なポイントはやはり安全面だろう。
強度不足などで落下したり、あるいは懸垂マシンが破損したことでけがをする可能性もある。
そのため、購入前に必ずメーカーが公表している耐荷重や使用制限体重を確認したい。
また、商品の耐荷重は、その商品が設置される住宅の床や建物そのものの強度を保証する数字ではない。
建物の構造や床への影響が心配な場合は、メーカーの指定条件を確認したうえで、必要に応じて管理会社や施工会社などにも確認したい。
本体の幅・奥行・高さを確認する
据え置き型は、設置場所に一定のスペースが必要になる。
特に、本体の幅と奥行だけでなく、高さも確認しておきたい。
なぜなら、天井の高さによっては懸垂をするときに頭が天井に当たる可能性があるからだ。
そのため、設置したい部屋の天井の高さと懸垂マシンの設置高さを事前に確認しておこう。
また、本体が置けるかだけでなく、身体を動かせるスペースも必要である。
懸垂中に肘や脚が壁、家具などに当たらないかを確認しておきたい。
懸垂以外のトレーニングに対応しているか
商品によっては、懸垂だけでなくディップス、レッグレイズ、プッシュアップなどに対応している。
複数の種目を自宅で行いたい場合は、どのトレーニングに対応しているかを確認するとよいだろう。
ただし、対応種目が多ければ必ず自分に合うとは限らない。
実際に使いたい種目を先に考えておきたい。
組み立てや工具を確認する
据え置き型の多くは、購入後に組み立てる必要がある。
確認したいのは、
- 組み立てに必要な工具
- 組み立てに必要な人数
- 組み立てにかかる時間の目安
- 組み立て後のボルトや固定部分の確認
などである。
商品を設置する部屋だけでなく、組み立てるためのスペースも考えておきたい。
保証と販売元を確認する
もし長期間使うことを考えるなら、メーカー保証も確認しておきたい。
価格が安いからと購入したは良いが、保証が付いていない商品を選んだことで、万が一の時に保証が受けられないということにならないよう、ここも事前にしっかりとチェックしておきたいところだ。
据え置き型の懸垂マシンを置く前に確認したいこと
床の状態
据え置き型は床に本体を設置して使用する。
そのため、床の状態も確認しておきたい。
フローリングや畳など、設置する場所によっては床への傷やへこみが気になる場合もある。
床への影響が心配な場合は、メーカーが推奨する設置条件や使用方法を確認する。
また、建物の構造や床が本体重量・使用時の荷重に耐えられるかについて、記事だけで判断することはできない。
建物の構造が心配な場合は、管理会社や施工会社などに確認してから設置するのがよいだろう。
組み立てに必要なスペースと工具
商品によって組み立て方法は異なる。
購入前に取扱説明書や公式商品ページを確認し、必要な工具や組立条件を把握しておきたい。
大きな部品を組み立てる場合は、商品を置く場所とは別に組み立てるスペースが必要になることもある。
将来の処分方法
据え置き型の懸垂マシンは、懸垂バーなどと比べて大きな器具になる。
そのため、購入時だけでなく、使わなくなったときの処分方法も考えておきたい。
自治体によって粗大ごみの扱いは異なるため、購入前に住んでいる地域の処分方法を確認しておくと安心である。
現在販売されている懸垂マシンを比較
今回の比較表は、現行性・公式情報・保証を確認できる商品だけを扱うという方針で、2商品に絞った。
商品比較表
| 商品 | BARWING BW-BLS07 | STEADY ST115 |
| 商品イメージ | ![]() | ![]() |
| 本体サイズ | 幅82cmX奥86cmX高184cm~208.5cm | 幅約106×奥行約95×高さ約176〜208cm |
| 耐荷重・使用制限 | 最大180kg | 最大150kg |
| パラレルグリップ | ◎ | ◎ |
| 保証 | 通常保障~3年 | 1年 |
なお、メーカーが公表する耐荷重や使用制限体重は、住宅の床や建物の構造そのものの安全性を保証するものではない。
「据え置き型だから安全」「この耐荷重なら床が抜けない」といった判断は、商品仕様だけではできない。
建物の構造や床への荷重が心配な場合は、管理会社や施工会社などに確認してから設置したい。
商品を選ぶときは販売ページも確認する
商品情報はモデル変更や仕様変更、販売状況の変化などによって更新される可能性がある。
そのため、この記事では価格や在庫を固定的な情報として掲載しない。
購入前には、必ずメーカー公式の商品ページや取扱説明書を確認し、現在の仕様、販売状況、保証条件などを確認してほしい。
懸垂マシンのデメリット
設置スペースが必要
据え置き型の大きなデメリットの一つが、設置スペースである。
懸垂バーなら比較的省スペースで設置できる場合があるが、据え置き型は床に本体を置くため、一定のスペースが必要になる。
部屋が狭い場合は、購入前に本体寸法だけでなく、実際に運動できるスペースまで確認したい。
組み立てに手間がかかる
据え置き型は組み立てが必要な商品も多い。
組立時間や必要な工具、推奨人数などは商品によって違う。
「組み立てが簡単」といった説明だけで判断せず、公式の商品ページや取扱説明書で具体的な条件を確認するのがよいだろう。
床や周囲への影響を考える必要がある
据え置き型は床に設置するため、床の状態や周囲のスペースも考える必要がある。
床への傷やへこみが気になる場合は、メーカーの設置条件を確認したい。
また、建物の構造や床への荷重については、商品仕様だけで安全性を判断できない。
心配な場合は、管理会社や施工会社などへの確認が必要である。
処分にも手間がかかる
大きな懸垂マシンは、使わなくなったときの処分にも手間がかかる場合がある。
自治体によって処分方法が異なるため、購入前に確認しておくとよい。
懸垂マシンと懸垂バー、どちらを選ぶ?
据え置き型が向いているケース
据え置き型は、床に器具を置けるスペースがあり、懸垂だけでなく複数の自重トレーニングを行いたい場合は据え置き型の懸垂マシンがオススメだ。
ただし、据え置き型は設置にある程度のスペースが必要になるため、自宅に設置スペースがある人限定となる。
事前に設置面積、高さ、床、周囲の動作スペース、組立条件などを確認したうえで選びたい。
懸垂バーが向いているケース
私のように部屋に大きな器具を置くスペースがない場合は、懸垂バーも選択肢になる。
ただし、懸垂バーも設置場所や取り付け方法によって条件が異なる。
特にドア枠や壁などに設置するタイプは、メーカー指定の設置条件を確認することが重要である。
省スペースなら懸垂バーも選択肢
私自身、現在は懸垂バーを使用している。
懸垂バーについては、実際に約6年間使用した経験をもとに、設置場所や壁への影響などを別記事で詳しく紹介している。
据え置き型と懸垂バーのどちらが優れていると決めるのではなく、自宅のスペースや設置条件、予算に合わせて比較するとよいだろう。
まとめ
「懸垂マシンの選び方|パラレルグリップ・サイズ・耐荷重・設置条件を確認」いかがだっただろうか?
懸垂マシンを選ぶときは、「最強の商品」や「これを選べば間違いない」という基準だけで判断することはできない。
まず確認したいのは、自宅に設置できるかどうかである。
本体の幅、奥行、高さだけでなく、懸垂中に身体を動かせるスペースや、組み立てに必要な場所も確認したい。
グリップについては、パラレルグリップ対応商品であればトレーニングの幅も広がるだろう。
耐荷重についても、メーカーが公表している耐荷重や使用制限体重をしっかりと確認する。
そして、据え置き型だから常に安全というわけでもない。
床や建物への影響が心配な場合は、商品の仕様だけで判断せず、必要に応じて管理会社や施工会社などにも確認したい。
そして、わたしのように懸垂マシンを置くスペースがない場合や、できるだけ省スペースで懸垂環境を作りたい場合は、懸垂バーも比較対象になる。
自宅の環境、予算、設置条件、使いたい握り方をひとつずつ確認し、自分に合った方法を選んでくれ!

