痩せたいけど痩せられない…。
ダイエットしたいけど、キツイ食事制限は無理…。
そんな声が聞こえてきそうだ。
もしあなたが、今現在太っている、あるいはもう少し痩せたいと考えているなら、まず一番に「食事の内容を見直す」ことに取り組んでもらいたい!
痩せるために大切なことは、厳しい食事制限や限界まで追い込むような筋トレではない。
たったひとつの食事の習慣を変えるだけで、誰でも劇的に痩せることができるのだ!
それは、
「糖質を減らしてたんぱく質の量を増やすこと」
たったこれだけ。
これだけで、あなたの体重は数か月のうちにみるみる減っていくだろう。
そこでここでは、あなたが運動することなく食事だけで痩せるための基礎知識を伝授していくぞ。
これを理解するのと理解しないのとではダイエットの効果に大きな差ができてしまうので、運動せずに食べながら痩せたいなら、このまま記事を読み進めてくれ。
私が「たんぱく質」メインの食事をオススメする理由
私がたんぱく質メインの食事をあなたにオススメするのには明確な理由がある!
もし、運動をせずにしっかり食べてダイエットに成功したいなら、「たんぱく質」をメインとした食事メニューに切り替えることを強力にオススメする!
答えを先に言えば、たとえば同じ2000kcalを摂取したとしても、糖質とたんぱく質ではその吸収のされ方がまったく違うのだ!
ここで詳しく解説していくぞ!
「たんぱく質」は消化するだけで30%もエネルギーを消費する!
実は、たんぱく質を消化吸収するためには非常に多くのエネルギーを必要とする。
まずは基礎知識だが、人間のエネルギー代謝には3つある。
- 息をしているだけでエネルギーを消費する「基礎代謝」
- 運動することによって消費される「活動代謝」
- 食事をすることによって消費される「食事誘発性熱産生」
以上の3つだ。
ここで注目したいのが「食事誘発性熱産生」。
食事誘発性熱産生とは、食事をすることによって消費されるエネルギー消費のことで、食事をすることでもエネルギーが消費されるということなのだ。
そして、この食事誘発性熱産生は、「糖質」「脂質」「たんぱく質」によって大きく違いがある。
- 糖質のみ摂取…摂取カロリーの6%を消費
- 脂質のみ摂取…摂取カロリーの4%を消費
- たんぱく質のみ摂取…摂取カロリーの30%を消費
以上からわかるように、たんぱく質を吸収するためには、摂取カロリーの30%ものエネルギーを必要とするのだ!
つまり、同じ2000kcalを摂取したとすると
- 糖質のみ摂取…2000kcal×0.94=1880kcal吸収される
- 脂質のみ摂取…2000kcal×0.96=1920kcal吸収される
- たんぱく質のみ摂取…2000kcal×0.7=1400kcalしか吸収されない
以上のことから、たんぱく質をメインに摂取するだけで、30%近くもカロリーを抑えることができるのだ!
つまり、しっかり食べてダイエットに成功したいのであれば、たんぱく質をメインとした食事メニューに切り替えるべきなのだ!
食事誘発性熱産生についてはこちらを参照しているぞ。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-030.html
たんぱく質は貯蔵できないから太らない
実は、たんぱく質は多少食べ過ぎても太らない。
意外に知られていないのだが、たんぱく質は炭水化物や脂質のように余ったからといってどこかの組織に蓄積しておくことはできない。
つまり、体内でアミノ酸が過剰になると分解して排泄されてしまうのだ。
もちろん、常識を逸脱するような食べ方をしてしまうと、たんぱく質を分解するために腎臓などの内蔵に負担がかかるため限度はあるが。
しかしながら、1日の必要摂取カロリー以内であればほとんど問題ないだろう。
なので、ダイエットを確実に成功させたいなら、たんぱく質メインの食事に切り替えることを強力にオススメするぞ!
筋肉量を維持できるため痩せやすくなる!
あなたも知っていると思うが、私たちの身体を構成している主成分は「たんぱく質」だ。
筋肉、皮膚、髪、内蔵に至るまで、そのほとんどを構成している。
つまり、たんぱく質をしっかり食べていれば、内臓や筋肉を強化することができるのだ。
また、息をしているだけで消費される「基礎代謝」と普段の生活で消費される「活動代謝」は、その人の筋肉量に比例して大きくなる。
なので、たんぱく質メインの食事に切り替えるだけで、必然的に痩せやすくなるという訳だ!
豆類は食べるべからず!
食べながら痩せるためには、たんぱく質をメインに食べることが重要だ。
しかし、それは「豆類」以外のたんぱく質に限られる!
つまり、「肉(鶏肉がベスト)」「魚(たらがベスト)」「ブロッコリーなどの野菜」を食べるべきなのだ!
「え?大豆だって良質なたんぱく源じゃん!」
って言いたいのだろう?
実は、大豆などの豆類は絶対に食べて欲しくない食材のひとつなのだ!
「お前、頭おかしいんじゃないの?」
なんて声が聞こえてきそうだが、私は折れない(笑)。
実は、大豆など豆類は、たんぱく質だけを見ると良質な食材のように思えるが、実は意外な落とし穴があるのだ!
これを知っていて指導してくれる管理栄養士もほとんどいないだろう。
だから、どいつもこいつも豆腐などの大豆製品を「健康フーズ」として紹介している。
信じがたいかもしれないが、実は大豆などの豆類には「ミネラルやビタミンの吸収を阻害する働きがある」のだ!
豆類には「フィチン酸」という物質が含まれているのだが、「フィチン酸」は”ミネラルを吸着してしまう”という性質がある。
つまり、豆類(ソイプロテインを含む)を食べると食事から摂取した鉄分やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルを「フィチン酸」が吸着してしまい、体内に吸収できなくなってしまうという訳だ。
しかも、我々人間は「フィチン酸」を分解する酵素を持っていない。
そのため、豆類を食べれば食べるほどミネラル不足を招いてしまうのだ。
また、豆類には
- ビタミンの吸収を阻害する「ピロドキシン・グルコサイド」
- アレルギー、自己免疫力の低下を招き「リーキーガット症候群」を引き起こす「レクチン」「サポニン」
も含まれているのだ。
そのため、大豆などの豆類を食べれば食べるほど数々の病気や慢性的な栄養不足を引き起こすことになる。
唯一、食べても良い豆類は「納豆」「味噌」などの発酵したものだ。
なぜなら、発酵した豆類は「フィチン酸」がかなり少なくなっているからだ。
なので、たんぱく質を摂取するなら「肉(鶏肉)」「魚(たら)」「ブロッコリー」をメインにしてくれ!
この4つを食べなければ病気にならない
まとめ
痩せる食事は「たんぱく質」!食べながら痩せたいのなら「肉」を喰え!いかがだっただろうか?
ご飯やパン、麺類などを主食とする我々日本人には正直酷な内容になってしまったと思う。
しかし、ぶっちゃけ糖質過多の現代の食生活こそが「肥満」を招いていると言っていいだろう。
あなたが無理せずしっかりと食べながらダイエットに成功したいのであれば、肉類を中心としたたんぱく質メインの食事に切り替えるべきだ。
しかし、そう堅苦しく考えることはない。
仮に、一日3食として一週間で21食を食べることになる。
そのうち5~7食は完全に好きなものを食べても良いぞ!
つまり、朝食、昼食で糖質をカットして、夕食はいつも通りに食べる。
これでもいいのだ!
そして、昼食などコンビニ弁当などを利用しているのであれば、それを「低糖質の宅配弁当」に切り替えるのもアリだ!
管理栄養士がメニューを考えてくれているので、あなたはただ「食べるだけ」でいい。
ほんの少しの努力で最大の効果を得ることができる「たんぱく質メインの食事」。
楽して痩せたいなら、ぜひトライしてみてくれ!